もったいない・・・「最強のパスポート」を持つのに、なぜ日本人は海外に行きたがらない?
概要
中国メディアが日本のパスポートがビザなしで190カ国・地域に渡航可能であるのに対して、海外に行きたがらない傾向にあることを取り上げた。
日本人のパスポート保有者は半数以下であり、若者が海外に興味がないことが問題とした。
相反する二つ以上の意見
中国メディア
若者が海外に興味がなく行きたがらない
日本人の半数以上がパスポートを持っていない
日本
パスポート保有者は約25パーセント
世代別パスポート保有者では十代が22.1%、二十代は20.7%と若年層のパスポート保有率が高い
ビザなし渡航可能国は2018年に190カ国になった
調べた内容
日本人の出国率、月別出国数について
出国数が高いのは8月、3月、年末年始、ゴールデンウイークである。
出国率が高いのは、関東、近畿、中部に在住の人である。
仮説
調べた限りでは、二十代や10代のパスポート保有者は多く、若者が海外に興味がないとは言い切れない。日本全体のパスポート保有率が低いのは、少子高齢化社会が一つの要因とも言える。
地域別出国率のデータからは、国際空港がある地域からの出国数が多くなっていることがわかる。そのことを踏まえると行きやすさが一つキーポイントになっているのではないか。
月別の出国数のデータからは、長期休暇の時期に多くなっていることがわかる。このことから時間も要因ではないか。
以上より、海外への行きやすさや長期休暇が取れるような環境になれば、よりパスポート保有率が高くなり、なぜ行きたがらないのかと海外メディアに取り上げられることはなかったのではないか。